
Tomy 電子野球ゲームの代表作『ベースボール』『LSIベースボール』(ともにバンダイ)との差別化を図るべく、個性的な仕様が組み込まれた機種。最大の特徴はバッターが打ったあとのLED表示の手法で、「フィールド上を順番に点灯していき、止まった場所によって打撃の結果が決定」というバンダイ方式ではなく、打った瞬間から特定の場所に向けて一直線に光が移動していく。
また、変化球の投球ボタンに「カーブ(ストライク)」「カーブ(ボール)」「シュート(ストライク)」「シュート(ボール)」といった種類があり、ストライクとボールを投げ分けることが可能。「(ボール)」のボタンで投球したときは、バッターがバッティングボタンを押すと空振りになるが、見送った場合はボールと判定される。ちなみに、バンダイの『ベースボール』では「カーブ」と「シュート」のボタンは1種類ずつで、バッターが見送ったときは3分の2の確率でストライク、3分の1の確率でボールになる仕組みだった。
基本的には2人で遊ぶことを前提とした機種だが、1人プレイ用として「AUTO」モードも用意されている。その内容は少々変わっており、いずれかの投球ボタン(ボールになるものを除く)を押すと、そのボタンが物理的にロックされ、選んだ球種の連続投球がスタート。プレイヤーは、同じ球種をひたすら打ち続けることになり、さながら打撃練習をしているかのような感覚が味わえる。

打つことができるのは、投球されたボールがホームベース上を通過する約0.2秒間。バッティングボタンを押すタイミングが早めだとレフト方向、遅めだとライト方向へ打球が飛ぶ。写真はカーブの軌道の連続写真。
ヒットの場合は5方向のいずれかに打球が飛んでいく。写真はホームランの打球の連続写真。


フォアボール、ダブルプレイ、タッチアップといった要素も再現。空振りを狙ってボール球を多用していると、フォアボールでランナーを出してしまうことも。
3アウトでチェンジとなったときは、スコアの欄に次のイニング数が表示される。


バッター側のボタンは、バッティングボタンとスコアボタンのふたつ。攻撃中にスコアボタンを押すと、守備側の得点が表示される。延長戦はなく、どちらかのチームが20点を取るとその時点でコールドゲームになる。
6つ並んだ投球ボタンは左から、カーブ(ボール)、カーブ(ストライク)、シュート(ボール)、シュート(ストライク)、ストレート(スローボール)、ストレート(スピードボール)。

ひとつ前の写真のシュート(ボール)とシュート(ストライク)のボタンを拡大。手前側に刻まれた横棒は、ストライクになるボタンであることを示す。
