Mitec
公式対局で使われる19×19よりもコンパクトな13×13の碁盤にマイコンを内蔵した囲碁独習機。カートリッジと出題カードを本体にセットし、カードに記された問題に碁石を打って挑む。盤面は感圧式になっており、石を置いた位置が正しいかどうかをLED表示と効果音でプレイヤーに知らせる仕組み。石を置かずに指で盤面を押して手順を進めていくことも可能で、取扱説明書には、慣れてきたらそのやりかたで実戦での読みを鍛えるようにと記されている。サンプルとして50枚の出題カードが付属。別売りのソフトは『初級編』『中級編』『上級編』の3種類で、それぞれカートリッジと80枚の出題カードがセットになって4,500円で発売された。
本体に付属しているカートリッジは「メモリカセット A-0」という名称。ちなみに、別売りのメモリカセットの型番は、『初級編』が「A-1」、『中級編』が「A-2」、『上級編』が「A-3」。
メモリカセットのスロットは、本体の左上にある。カセットの裏側でICが剥き出しになっているのは、この時代の商品ならでは。
盤面右上の表示窓には、石を打った位置が正しければ「□」、間違っていたら「E」と表示される。
本体の手前側には引き出しが付いており、白と黒の碁石が収納されている。なお、『ナショナル電子碁盤 名局』とは違って、置いた石の色を判定する機能は備わっていない。