Koei
320×240ドットの5.6インチ液晶画面を搭載し、コンピュータとの対戦や詰碁などが楽しめる囲碁専用機。『パソ碁』の名称は、「パーソナル囲碁コンピュータ」を略したもの。ソフトのカートリッジ(正式名称は「メモリカード」)をセットしなければ動作しないが、本体にソフトは同梱されていないため、かならず別売りソフトを購入する必要がある。ソフトの開発は、PC-9801版やX68000版の『碁キチくん』シリーズを発売していたジー・エー・エム社が担当。
対応ソフトとしてタイトルが確認されているのは、以下の5カテゴリー11種類。
【対局】各9,800円
・『対局くん・Ⅰ』
・『手談対局』 ※最終的に発売されたかどうかは未確認
【詰碁】各7,800円
・『楽しい詰碁 第1巻』
・『楽しい詰碁 第2巻』
【棋譜】各5,800円
・『囲碁名局集 第1巻』
・『94年度三大タイトル挑戦手合集』
・『歴代棋聖戦名局集』
・『棋界覇王伝 古典編』
・『棋界覇王伝 現代編』
【手筋】7,800円?
・『強くなる手筋 第1巻』
【碁盤】8,800円
・『電子碁盤』
カートリッジは本体上部のスロットにセットする。
コンピュータとの対局用ソフト『対局くん・Ⅰ』では、プレイ途中の棋譜が自動的に記録される。終局時にも記録されるので、棋譜を最初から一手ずつ再現することも可能。ちなみに、『対局くん・Ⅰ』の棋力は6~15級程度。
専用アダプタは、印刷された箱に入っているものと白箱に入っているものがある。価格は2,400円。
対応ソフトの中で初期にリリースされた『対局くん・Ⅰ』『楽しい詰碁 第1巻』『楽しい詰碁 第2巻』の3本。