Milton Bradley
4色のレンズ(ボタンのこと)のセットを向き合う形で配置し、2人以上でのプレイを強化した『サイモン』の新モデル。以下の5つのゲームモードが収録されている。
・GAME 1:What’s New……通常の『サイモン』とほぼ同じルールの記憶ゲームだが、「1回目は赤、2回目は赤→黄、3回目は赤→黄→青……」のように1個ずつ最後の点灯が追加されていくのではなく、「1回目は赤、2回目は緑→黄、3回目は青→赤→青……」というように毎回新しい順番でレンズが点灯する。
・GAME 2:You’re Out……2~4人用。ゲーム内容は通常の『サイモン』のGAME 3と同じで、各プレイヤーが自分の持ち色を選び、その色の順番のときにだけ正しくレンズを押す。ミスした人は脱落(Out)して、残りの人でゲームを続行する。なお、ミスした人の色は以降の出題に含まれなくなる。
・GAME 3:You’re It……2~4人用。まずは各プレイヤーが自分の持ち色を選ぶ。たとえばレンズが「赤→(4色の連続点灯)→青」の順に点灯したら、冒頭の赤が出題で、最後の青がその回の回答者(It)。この場合、青の人がすばやく赤を押せば正解となる。すると、次の回は「赤→青→(4色の連続点灯)→緑」といったように出題の点灯がひとつ増えるので、回答者である緑の人が「赤→青」と押せば正解。以降も出題の部分は通常の『サイモン』のように点灯がひとつずつ増えていき、入力にミスした人は脱落し、最後に残ったひとりが勝者となる。
・GAME 4:Get With It……基本的なルールは通常の『サイモン』のGAME 1と同じだが、最大の違いは出題が終わったあとにふたたび出題と同じ順にレンズが点灯すること。プレイヤーは、そのときの点灯と同じタイミングで回答のレンズを押す必要がある。スキルレベルのスイッチを「HEAD+HEAD」に設定すれば対戦プレイも可能。
・GAME 5:Fast Hands……記憶力が関係しない、もぐらたたき風のゲーム。レンズが点灯している間に、そのレンズを押せばOK。スキルレベルのスイッチを「HEAD+HEAD」に設定すれば対戦プレイも可能。
スキルレベルのスイッチに対戦プレイ用の「HEAD+HEAD」という項目が追加されている。
「DECISION」は勝敗の判定ボタン。青のレンズが点灯した場合は、青のレンズの根元に「WIN」と書かれた側が勝者、「LOSE」と書かれた側が敗者ということになる。赤のレンズが点灯した場合は、根元に「TIE」と書かれているとおり引き分け。
パッケージの裏には『サイモン』と『マイクロビジョン』(どちらもミルトン・ブラッドリー社の製品)が並んで掲載されている。