Bandai
1978年7月に発売された『ゴルフコンペ』の改良版で、広告などには『NEWゴルフコンペ』という名前で記載されることも多かった機種。『サブマリン』『コンバット』のNEWバージョンは表示部を調整した製品だったが、『ゴルフコンペ』のNEWバージョンはそれに加えてショット機能も改良したものとなっている。
初期バージョンの『ゴルフコンペ』では、ショットボタンを押したあとのボールの飛距離はランダムで決定され、プレイヤーの力量がゲームに反映されることはなかった。それに対してNEWバージョンでは、ショットボタンを押した長さに応じて飛距離が決まり、長く押しすぎると空振りになるというシステムが導入されている。また、9ホール終了時に短いメロディが流れるのも、NEWバージョンで追加された要素のひとつ。
左が初期バージョンで、右がNEWバージョン。区別しやすいようにボディカラーが変更されている。
パッケージの側面のイラストも描き直された。左が初期バージョンで、右がNEWバージョン。本体が変更されているのはもちろん、人差し指で押すポタンの位置も変わっている。
ショットボタンの機能が改良されたことを受けて、取扱説明書の内容も調整された。左が初期バージョン、右がNEWバージョンの「各部名称と機能」のページ。項目の並び順が大きく変更されている。
初期バージョンでは、通常のLEDの光がボールを表していた。
NEWバージョンでは、ゴルフボールのデザインが光るようになっている。初期バージョンよりボールが大きくなったため、画面に描かれている円も拡大された。
NEWバージョンの本体裏に貼られているシール。ふたつ目の「ボールの飛距離は~」の文章はNEWバージョンで追加されたもの。