Bandai
全9ホール、パー36のコースが用意されているゴルフゲーム。OBによる打ち直しやショートホールでスタート位置が変わるなどの細かな仕様が盛り込まれているが、最大の特徴は打ったボールの飛距離がランダムで決まること。そのため、どれくらいのスコアでホールアウトできるかは運任せとなる。
1979年5月には、表示部に加えてショットボタンの仕様を改良したNEWバージョンが発売された。
ショットボタンはゴルフボールを模したデザイン。プレイヤーA・B切替スイッチを使えば、ホールごとにふたりで交互にプレイすることもできる。
OBゾーン、池、バンカーにボールが止まってしまうと、ペナルティとして1打が加算されたうえ、手前(OBゾーンの場合はスタート地点)から打ち直しになる。「Sスタート」は、パー3のショートホールで1打目を打つ場所。
各ホールの開始時にはスコアの欄に2ケタの数字が表示される。この写真の場合なら、左側の「1」は1ホール目であることを、「4」はパー4であることを示す。
『ゴルフコンペ(初期バージョン)』の後期版は、画面のイラストやLEDの表示まわりに変更が加えられている。言うなれば、『ゴルフコンペ(初期バージョン)』と『ゴルフコンペ(NEWバージョン)』の中間にあたるような仕様だ。
どちらも『ゴルフコンペ(初期バージョン)』だが、左が前期版、右が後期版。後期版は池のイラストやスコアの数字のサイズなどが『ゴルフコンペ(NEWバージョン)』とほぼ同じになっている。
初期バージョンの前期版の拡大写真。池が縦長で、スコアの数字は大きい。
初期バージョンの後期版の拡大写真。池が丸みを帯び、スコアの数字も縮小された。また、ゴルフボールを表すLEDの光が前期版よりも小さくなっている。
参考までにNEWバージョンの拡大写真も載せておく。初期バージョンの後期版(ひとつ前の写真)と似ているが、ゴルフボールのLEDが大きくなり、それに合わせてイラスト内の6つの円もサイズアップしている。