スピーク&スペル

Speak&Spell

 『スピーク&スペル』用のカートリッジは「ワードモジュール」と名付けられ、米国内では全10種類が発売された。映画公開に合わせて1982年に登場した『E.T. ファンタジーモジュール』以外の9種類は、1978~1980年に順次ラインナップに追加されている。なお、当初タイトルリストに名前を連ねていた『サウンドバリアーズ(Sound Barriers)』は未発売に終わった。
 ワードモジュールは、『スピーク&スペル』本体で発音・表示される単語の種類を増やすという機能を持つ。ワードモジュールごとに何かしらのテーマが用意されており、たとえば『バウェル・パワー』であれば、基本的な母音(Vowel)を学習するための単語が収録されている。

【ワードモジュールのパッケージの種類】
 ワードモジュールのパッケージには、上の写真の3種類が存在する。左側から順に、初期型、中期型、後期型だ。
・初期型……1978~1979年に登場したタイトルのパッケージ。『スピーク&スペル』本体の初期モデル(1978年版)の写真が使われている。
・中期型……1980年にラインナップに加わったタイトルは、外箱の開口部から取扱説明書の裏表紙が覗き見える仕様で登場。既存のタイトルも、デザインをそろえて再発売された。
・後期型……1980年代中盤からは、発売済みの9タイトルを赤いプラスチックのパッケージにリニューアル。店頭で展示しやすいように、フックに引っかける穴が上部に付いている。なお、1982年に登場した『E.T. ファンタジーモジュール』は、中期型のパッケージしか存在しない。

左から順に、初期、中期、後期の取扱説明書。中期型のパッケージから覗き見えているのは、写真中央の取扱説明書の裏表紙だ。

左から順に、初期、中期、後期のカートリッジ。初期のものだけは、タイトルのシールが上下逆向きに貼られている。

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