
Tomyパドルを左右に動かさない、特殊なゲームシステムのブロックくずし。ボールは自動的に下部中央の赤いバーに向かって飛んでくるので、タイミング良くボタンを押して打ち返し、上方に並んだブロックをくずしていく。ボールは中段と上段のブロックにそれぞれ初めて当たったときにスピードアップ。24個並んだブロックをすべて消すと新たに24個のブロックが出現し、それらもすべて消すとパーフェクトでゲーム終了となる。

右上の「BALL」ボタンでボールをサーブし、跳ね返ってきたボールを中央の赤いボタンで打ち返す。右下のスイッチでボールの初期数を3個または5個に設定可能。
ボールは画面下部の「HIT」と書かれた赤いバー(ヒットポイントと名付けられている)に向かって飛んでくる。この連続写真のように、壁で跳ね返ったボールが角度を変えながらバーに向かってくることもあるのだ。


バーにボールが当たったときに、「PRO 1」モードは約0.5秒以内、「PRO 2」モードは約0.2秒以内にボタンを押せば打ち返せる。ボタンを押すタイミングによって、ボールの反射角は変化する。
ボールを打ち返し損ねた直後、右上に現在の得点が表示される。ブロック1個あたりの得点は、下段が1点、中段が2点、上段が3点。

ブロックくずしゲームの元祖と言えば、アタリ社のアーケードゲーム『ブレイクアウト』(1976年)。『TEGブロックアタック』には、この『ブレイクアウト』を連想させる要素が組み込まれている。
画面上のブロックをすべて消すと新たに同じ配置のブロックが出現し、それもすべて消すとゲーム終了となる『TEGブロックアタック』のシステムは、もともと『ブレイクアウト』が採用していたもの。それに加えて注目したいのは、1回目と2回目にブロックをすべて消したときの得点だ。『ブレイクアウト』での全消し1回目は448点、2回目は896点。『TEGブロックアタック』での全消し1回目は48点、2回目は96点。『TEGブロックアタック』での全消し時の得点が『ブレイクアウト』の得点の下2ケタと一致しているのは、単なる偶然なのか、それとも意図的に設定されたものなのか。
ちなみに、1980年4月に『TEGブロックアタック』が登場したあと、同年6月にエポック社から『デジコムブロック』、8月にバンダイから『FLザ・ブロック』というようにブロックくずし系の電子ゲーム機が立てつづけに発売されたが、後発の2機種は全消しのシステムや得点について独自の方式を導入している。

『TEGブロックアタック』ですべてのブロックを2回消すと、96点と表示されてゲームが終了する。