Bandai
同時発売の『エレクトロニクス ルーレット』と並んで、初の国産の電子ゲーム機と思われる機種。用意されているボタンは、ピッチャーボタン、バッターボタン(Aボタン)、守備ボタン(Bボタン)の3つ。ビッチャーボタンを押すとLEDの光がマウンドからホームベースへ向けて進んでいき、バッターボタンを押すとフィールド上の10箇所のLEDが順番に点滅を始める。守備ボタンを押した約1秒後にLEDの光の移動が停止し、その場所に書かれた「アウト」や「1ベースヒット」といった文字が打撃の結果を表す。あとはプレイヤーの手作業にゆだねられており、ランナーが塁に出た場合は走者のコマをベース上に差し込み、点数が入った場合は得点カウンターを回すというのがゲームの遊びかた。
3つのボタンには、ボタン名と一緒にアクションのイラストが刻まれている。
ピッチャーボタンでボールを投げられるが、それを打つタイミングは判定されない。また、ボールを投げていなくても、バッターボタンで打球の点滅がスタートする。つまりピッチャーボタンでの投球は、打撃内容に関係しないデモのようなもの。
LEDの光がフィールド上を移動していく順番は固定なので、しっかり目押しができれば狙った位置に光を止めることが可能。
ベース上にランナーのコマを差し込むというのは、当時の人気玩具だった野球盤と同じ仕様。
ランナーのコマを収納できるように、本体左上には開閉式のケースが用意されている。
アウトカウントレバー(上)と得点カウンター(下)。アウトになったときはレバーを横にスライドさせてアウトカウントの表示を増やし、点数が入ったときは得点カウンターを回す。